2015.06.12
■砂糖水ダイエットとは
砂糖水ダイエットとは、食事以外の時間に砂糖水を飲むことで食欲を抑えて、ダイエットをするという方法です。食事制限をしたり、運動をしたりというダイエットではなく、食欲をコントロールすることで、痩身効果をねらうものです。
脳にはセットポイントという機能が備わっていて、常にそのポイントに近づけようと働いています。体温が高い時には発汗をさせて体温を下げる、といった働きも脳のセットポイントの作用の一つ。セットポイントは体重についても機能します。それぞれのベスト体重がセットポイントとなっているので、セットポイントが高い人は、脳がそこまで持っていくために食欲を出させるのです。そこで、脳が認識するセットポイントを低くすることで、食欲を抑えることができるのです。
■砂糖水ダイエットの方法
砂糖水は、食前・食後60分を避け摂取します。一度に摂取することはなく、数回に分けて飲んでも大丈夫です。ただし、砂糖水を飲む時間が食事時間に近いほど、効果が得られにくいので摂取するタイミングには注意しましょう。
摂取量は減らしたい体重によって異なります。
・9kg以下の場合は大さじ4と2/3
・9~18kgの場合は大さじ9と1/2
・18kg以上の場合は大さじ10と2/3
水350ccに溶かした砂糖水を、数回に分けて飲みます。
使用する砂糖は料理に使う砂糖でもいいのですが、果糖の方が効果が期待できます。
■砂糖水ダイエットの効果
食事と食事の間に砂糖水を摂取すると、脳が満足感を得て食欲をコントロールできるようになる、という砂糖水ダイエット。食事制限などもないことで、ストレスなく効果が期待できるダイエット方法です。
脳が無意識に感じているセットポイントを下げるには、食事を摂らないことが重要です。何も食べなければ脳がセットポイントを下げるように働きます。しかし、食事を摂らないのは健康にいいこととは言えません。砂糖水ダイエットは、食事はしますが、脳に「何も食べていない」と勘違いさせるところがポイントです。脳が食べたと感じるのは、味や匂いのある食べ物だけです。砂糖水のように味気ないものを摂ると、脳はカロリーを摂っていることに気づかず、セットポイントを下げます。その結果、食欲がなくなり食事の量が減って、体重減少につながるという効果が期待できるのです。
栄養は摂っているので、肌荒れなどになることはなく、無理せずにできるダイエットと言えるでしょう。